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参段
参段
ウイスキーと猫をこよなく愛する大阪下町、昭和町にある小さなモルトバーの店主です。
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2007年10月12日

猫バーの誕生秘話~豪傑な大将~

生駒寿司の粋なはからいで楽しい休日を過ごす事が出来た参段ですface02。う~んやっぱり生駒ファミリーでよかったなぁ!icon12

店を開業する前、このブログを初めた時位に少し触れた事があるのですが、今回はその猫バーの誕生秘話と生駒の大将をご紹介したいと思いますicon22

猫バーの始まりは生駒の大将無しでは語れませんface02。そんな生駒の大将とは・・・普段は物静かで寡黙なおやっさん、気が向いた時に包丁を握るおやっさん、仕事中に晩酌しながら(笑)TVを見ているおやっさん、けど・・・魚の話が始まるといきなり食いついてくる(笑)おやっさん、大好きな日本酒を飲むとテンションアップicon14してお茶目な仕草でちょっとHな(笑)おやっさん、飲み過ぎるとテンションダウンしてicon15また寡黙になってしまうおやっさん、男性客にはあまり話さないのに(笑)・・・べっぴんさんが来ると饒舌になる(笑)べっぴんさんには滅法弱いおやっさん、生駒のおかんには頭が上がらないおやっさん(推測(笑)

そんなマイペースな生駒の大将。”洋酒喫茶生駒”(←読んで頂いていない方必読(笑)の話は何回聞いたかわかりません(笑)そうこの猫バーもこの大将抜きには語れません。あれはもう1年も前の話・・・不動産屋で偶然見つけた今の猫バーの物件の下見に行った時icon16、営業マンに紹介された大家さんが・・・生駒の大将でしたface02

その時の第一印象は・・・はい・・・ちょっと恐かったですicon10・・・いえ・・・かなり恐かったですicon11。ぶっちゃけた話・・・その時は開業資金が溜まってなかったので、正直借りるつもりはなかたんですよねぇ・・・不動産の勉強をさせてもらうつもりだったんですよねぇ・・・face06

それから営業マンを介して、色々話をしていましたface01。条件はなかなか良いし、広さも一人でやっていくにはちょうどいいし、内装工事も業者を呼ばずに自分で出来そうだし、佇まいもレトロな感じで立地も隠れ家風でなかなかいいよなぁ・・・そうは思っていましたが、先立つ物が不充分過ぎる・・・お金を借りるあてもないしなぁ・・・もう1年位パチンコ屋でアルバイトして貯金が出来て、その時にまだこの物件が残っていたら借りよう・・・そう思ってその時は見送るつもりでいましたface01

話は進んで営業マンが「どないします?」と聞いてきましたface01。う~ん・・・ええねんけど・・・お金が足りまへんねんicon15・・・そう思ってかなり大胆な交渉を持ち掛けましたicon21。「条件はいいと思うのですが、ウイスキーに特化したバーにしたいと考えておりまして、商品の仕入れにお金を費やしたいので、保証金を今の金額から〇〇%位にして頂いて、毎月の家賃も提示額の〇〇万円から〇〇%位にして頂いて、店に残っている設備などは造作譲渡金無しなら考える余地はあるのですが・・・」とかなり無茶な交渉を持ち掛けましたicon22。営業マンはダメだこりゃicon15・・・と思った事でしょう・・・僕も通るはずのない条件を提示したので、もし通ったとしても僕が提示した条件の半分も満たしていれば考えようと思っていた位ですface06

すると大将は「そうかぁ~!icon21それやったらそれでええやんか!icon23」え?face08「お金が足りんばかりに思うとる商売できへんかったらアカンさかいに保証金その通り値引いたるさかいに、そのお金は仕入れに回しぃ~!icon23」は?face08「工事も自分らでするんやったら時間掛かるやろうから、商売始めるまでは家賃はいらへんわ!icon23」えぇ~?!face08な・なんと豪傑!face08icon10

かなり無理な交渉はあっさりと成立してしまいましたface02。う~ん・・・思ったより・・・思った以上にすんなりと交渉が成立してしまったface06。というより半ば諦めかけて投げやりの交渉だったのになぁ・・・それから数日後慌てて用意した書類を提出して慌ただしい猫バーの開業準備が始まったのですface02。正式に契約をしたのが去年の11月だったので、この交渉はもう1年前になるんだなぁ・・・1年前だけど何か懐かしいなぁ・・・そうこの交渉こそが猫バーの始まりの第一歩だったのですface02

猫バーの歴史は豪傑な生駒の大将ありき!icon21で始まったのですface02。これからも猫バーの歴史を刻んでいけるように努力して参ります!icon12  

Posted by 参段 at 05:53Comments(3)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月20日

ラフロイグ松谷

 友人の松谷。彼には今回開業するにあたり本当にすごいお世話になっている。本当に彼がいなければ開業するのにどれだけの時間を費やせばよかったのだろう。また僕が準備に手間取ってスピードが鈍くなっている時も自ら進んで電話してきてやる事を聞いてきてくれた。そう考えていると彼のしてくれた事の大きさを身を持って実感する。調子に乗るから(笑)面と向かって「ありがとう」なんて真剣に言った事はない。冗談めかして「おおきに!また手伝ってや。」位の言葉しか掛けた事はない。しかし、今この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい。

 松谷とは僕が開業が決まるまで働いていたつるたろうで出会った。彼が朝からの早番勤務で僕が夕方からの遅番勤務。初めの頃は一緒に働く事もなかったし先輩だったのでよそよそしくしていて接点はなかった。話し出したのがいつの頃だったかは記憶にない。ただ年は僕の方が一つ上だが同年代でそれから意気投合したのだろうか。知らないうちに自然と話すようになっていた。かと言って働く時間も生活リズムも全く逆でそんなにしょっちゅう話していた訳ではないし、プライベートを話したり詮索する様な話をした事もない。何故だか知らぬ間に不思議と友人になっていた。
 思い当たるとすれば、やっぱり「ウイスキー」が僕らの共通点だったのだろう。語弊はあるが、彼は自他とも認める変な奴だ。本当に変な奴だ。とにかく多趣味な奴で何でも色んな事をやっている。僕が知っているだけでも、スキューバーダイビングのライセンスを取りに沖縄に行ったり、気象予報士の勉強をしていたり、パチンコ台の事を調べていたり、バイクのツーリングチームを結成して集いを開催していたり(僕がバイクのチェーンが外れて困っていた時一瞬で直して去っていった)、夜に調理のバイトをしていたり、しかもコイツは調理師免許とふぐ調理免許を所持している為に調理の集いに参加していたり、バーテンダー顔負けな位お酒を研究していたり(家にシェイカーとミキシンググラス、アイスピックとかがあるのが意味分からん!)、mixyもやってやけにパソコンに詳しかったり、手先が器用で内装工事の知識があったり・・パッと思いつくだけでもこれだけはある。しかし今は建築会社の営業兼事務員である。おそらく僕の知らない所でもっと何かをやっているのだろう・・。本当に何者か分からない変な奴だ・・。よくよく考えると気持ちが悪い・・。
 そんな松谷とよくプライベートで会うことになったのはやっぱり「ウイスキー」が共通点だった。お互いバイク乗りだからバイクの話もよくしていたが一番意気投合した話はシングルモルトの話だった。一年前にさかのぼるが僕がSMWSの試飲会に誘うと奴は興味津々に目を輝かせていた。それからと言うもの試飲会の日には絶対スケジュールを空けて毎回参加した。会を重ねる毎にモルト仲間を増やそうと松谷の幼なじみの慎君(また彼が男前)、昭和町でバーテンダーをしていた青木さんを誘って参加した。京都のSMWS試飲会や神戸のMAIN MALTに行った事もある。大阪にモルト飲みを増やそうと微力ながらも頑張って来た僕のよき理解者である。まだまだ小さい輪だがもっと大きな輪にしたい。
 
 松谷。彼は本当にクセのある人間である。とにかく何でも専門的に極めようとするからウンチク垂れるし、説教くさいし、回りくどいし、とにかくうるさい・・辟易とする事もしばしば・・。そのくどさはルー大柴を遥かに超越している(ルーさんすいません・・)シングルモルトで言うなら「ラフロイグ」であろうか。たいていの人は初めはクセの強さに辟易とし顔をしかめるそしてもう二度と飲まないと誓う。飲まない人はもう二度と手をつけないかもしれない。しかしそれを何度か飲む事によってそのクセに慣れてきて、こういう個性のある味だと理解できるようになる。サントリーのキャッチコピーにもあったように「好きか嫌いかどちらかに分かれる。しかしはまったらとことん抜け出せなくなるのさ」いい表現かどうかはわからないが、松谷とはそんな奴だと僕は思っている。※(注)個性は理解したつもりですが、決してはまってはいませんのでお間違いのなきようお願い致します!!!
 そんなラフロイグのような人。松谷さん。あなたのアロマは消毒液。テイストは正露丸。フィニッシュはスモーキーかつピーティーで長い。そんなクセのあるフレーバー(笑)たまに、いやしょっちゅううっとおしいけど(笑)まぁ俺のよき理解者だ!これからも長い付き合いになりそうな気がしてきた。お前のプライベートは詮索しないし、はまる事は決してないけどこれからも色々よろしくお願いします。頼むから店に来ても大人のバーマナーしっかり守ってカッコよく飲んでくれよ!いくら店の功労者でも他のお客様にウンチク垂れたら3ヶ月は入店謹慎処分にするから(笑)

 驚く事に松谷のモルトの入り口はオフィシャルの「ラフロイグ10年」しかも初めて飲んでおいしいと思ってからシングルモルトにはまったそうな。ラフロイグを愛飲している松谷はラフロイグが本当に似合う男だ。名付けて「ラフロイグ松谷」。とことん変な奴だ・・・。 
   

Posted by 参段 at 17:55Comments(6)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月16日

夢の宴。後の静寂。

 昨日の開店初日は本当になんかあっと言う間に過ぎた。なにか夢の中でおきている出来事のようだった。

 18:00に照明を落とし開店した。ヘルプで入ってくれていた松谷と二人「誰か来るかなぁ?」と話していると‘ガチャ‘とドアを開ける音がした。僕はメガネをしていないが、視力はあまりよくない。しかも店内の照明は暗い。一人の男性がお客様第一号としてご来店された。

 ご挨拶をしてよく見ると「!!」な・なんとWSJの太田さんでした!whiskycat1494のお客様第一号はWSJの太田さん。SMWSの試飲会でお話させて頂いたり、よくお目に掛かる事はあるが僕からすれば憧れるお方。まさか当店にお越し頂けるとはしかもお祝いのボトルまで携えて!始めはテンぱってすごいぎこち無いご挨拶になってしまいまして申し訳ございませんでした。
 
 それからおしぼりを出し忘れたり、チャームのチーズをビニールがついたまま出したり、オーダーを間違えたり・・・。しかも出した本人はそれに全く気付かず・・・。でも温厚な太田さんは暖かく見守っていてくださっていました。
 
 それから色々な方がお見えになられた。ウスケバブロガーの何人もの先輩方。幼馴染の親友。昭和町でお世話になっている方々。つるたろうで一緒に働いていた友人などなど。お祝いの品々、綺麗な花束の数々、ご祝儀を頂いたり、まるで夢を見ているよう。夢見心地でした。それから無我夢中で仕事をした。最後のお客様がお帰りになられて店内を見渡すと打って変わって静寂が訪れていた。時間は朝の8時。ささっと出来る後片付けだけ済まして家路を辿った。

 家に着いて風呂に入り、食事をして床に就くころにはもうお昼近かった。疲れよりも喜びが圧倒的に勝っていた。本当にご来店して頂いたけた方ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
 今日も一日頑張ります!  

Posted by 参段 at 18:10Comments(8)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月15日

いよいよ開店!

 今回こうやって開店に至るまで本当に色々ありました。生駒寿司の大将のご厚意もあって、突如決めた物件。11月からの2ヶ月間アルバイトしながらの開店準備、年末年始を挟んでのやりにくさ。段取りが組めずに思い通りにいかない事だらけ、優先順位のミス、思い掛けない所で時間と労力を使い、自分の計画性の無さに閉口した。ちゃんと全て万全に仕上げて開店を迎えるはずだったのに、前日になってみたらまだ出来ていない事が 山ほどある。開店日を延長しようかとも考えた。しかし告知しているし、そのつもりをしてくださった方に申し訳ない。いくら頭の中で青写真を描いたとしても、実際はそうはいかない。ましてや、初めての開業だから必ず不備が後々出て来ることも想像できる。
 お客様に迷惑をお掛けする事は多々あると思うし、お叱りを受ける事も覚悟している。もちろん甘えっぱなしになってはいけないと思っています。予期せぬ事が起こり大まかな段取りが一つ狂うと混乱して全ての事に影響を及ぼした。それに伴い細かな作業が全く手薄になってしまっていた。「あれがない。これがない。など多々出てくるとは思う。」ご迷惑を掛けます事をお許し下さい。

正直まだ実感は沸いて来ていない。今日一日がどうなるのか想像もつかないけど一生懸命に頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します!
  
 18:00に子猫のwhiskycat1494が産まれます!

   

Posted by 参段 at 16:36Comments(15)TrackBack(1)開店への歩み

2007年01月14日

開店前夜!

 いよいよ開店前日となりました。なんだかとても不思議な感じです。開業準備に神経を集中しすぎていてそれ以外の事は手付かずになってしまいました。明日から本当にお客様をお迎えする事を考えるととても不安です。正直に申しまして不完全過ぎてオープンしても良いのかわからない位です。足りないものや、出来ていない事、しなくてはならない事その他諸々が沢山あります。オープン日を伸ばそうかとも考えましたが、でも期日を決めたのだから変更したら、そのつもりで居てくれている方や友人、お世話になった人に迷惑が掛かってしまう。そこで開店に踏み切りました。
 
 挨拶廻りも空き時間になるべくやったのですが、思った以上に全然廻れませんでした。挨拶にお伺いしていない方、無礼をお許し下さい。本当に申し訳ございません。

 皆様にご挨拶をし万全の体制で開店するつもりではありましたが、なにぶん未熟者かつ未経験なもので不完全であるのに加え、ご迷惑をお掛けする事は否めません。ご無礼などございましたら、その際はどうぞご容赦下さいます様お願い申し上げます。

 信じられない不備やありえない事が起こるかも知れません。僕の友達、知人がどれだけの人がウスケバを見てくれているかはわからないけど見てくれている方ご都合よろしければ、是非お越し下さい!お待ち致しております!

 どんなにしんどくても、「ウスケバ」をする事で信じられない力を頂きました。親父にもらったデジカメを常にカバンの中に忍ばせて、まるで林家ぺーのようにいい写真を逃さないようにしていました(笑)常に何かひらめいたらメモをして店内や自宅で時間があったら記事にしていました。僕は文章を書くのが大好きで(いつもメールが長いと友達にうざがられますが(笑)何かキーボードを打っている事で自分を落ち着かせていたかのようです。また僕の書いた文にいつも励ましや、ご指摘、ご意見など色々コメントを下さる方がいらっしゃったからここまで来れました!とても勇気付けられました。本当にありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

  2007年1月15日(月)18:00よりwhiskycat1494新規開店致します!
    whiskycat1494をどうぞよろしくお願い致します!
   

Posted by 参段 at 21:15Comments(7)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月14日

あきらめたら終わり。

「あきらめたらそこで終わり。あきらめるな!!」こんな言葉を僕にくれたのはつるたろうでお世話になった滝川さん。僕がつるたろうを辞めてからしばらくして、その送別会で一緒に働いていた皆さんにお別れの寄せ書きを頂いた。それぞれの人がそれぞれの言葉で僕を見送ってくれた。中には笑える言葉があったり、泣けてくるような感動的な言葉があったり、一緒に働いてきた皆の優しさが滲んできてとても感動した。その中に短い文章で綴られたこの一言が胸に響く。アルバイトで2年余り頑張って本当に良かったと思える瞬間だった。生活費の為、開業資金を貯める為に仕事をしているのは自明の理ではあったが、それとはまた違ったやりがいがある職場だった。 
 その働き慣れた職場を離れて自分の目指していた行きたい道を進むにあたり、不安と期待が入り混じる。今まで失敗ばかりの人生を歩んできた僕は楽観主義者ではない。時に得体の知れないすごい不安が襲ってくる「オープンして誰も来なかったらどうしよう・・。」「半年持たなくて借金を抱えたらどうしよう・・。」そんな時ずっと貸してもらったままの銀色夏生の本の一節を読み返した。「やろうとしていることが正しいかどうかは誰に聞けばわかるんだろう」「やろうとしていることが正しいのだと思わなければ百もの迷いもわいてくる」「やろうとしていることが正しいのだと思う心が百もの山を越えさせる」
 今までこらえ性のない僕は何でも途中で投げ出したり、すぐ諦めたりして物事を全て中途半端にしてしまっていた。しかしこのwhiskycat1494は僕とチャン太の生活が掛かっている。今度ばかりは投げ出す訳にはいかない!色々助けてくれた周りの人、昭和町の人、ウスケバの人、知人、友人、お世話になった全ての方へ多大なる感謝をし、その期待を裏切らないようにしなくてはいけない。働くのは僕一人かも知れないけど皆の協力や助けがあったからこそ出来た店。いわば皆が作ってくれた店。

 「あきらめたら終わり。」また新たな言葉が僕の礎となる。この言葉を肝に銘じて、月々の経費が払えなければ空いてる時間にアルバイトをしてでも、どんなに苦しくてもあきらめずに一歩一歩ゆっくり階段を登るように頑張りたいと思う。  

Posted by 参段 at 09:28Comments(5)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月13日

満身創痍・・。=自業自得

 昨日、全ての打ち合わせを済ませ近所の内科を調べて電話しまくってやっている所を探し滑り込みで診察をして頂いた。症状を説明して検診が始まる。やはり僕は自分の健康と体力を過信した大馬鹿だったと言う事がすぐにあからさまとなった。いつも母親に言われていた小言を煙たがって聞いていた自分への戒めなんだと痛感した。

 病は気からというので僕は熱っぽくても体温は測らない主義。昨日測定したら38度。症状を色々聞かれてレントゲンから尿検査、血液検査色々施された。それから体力を回復させるために点滴をずっと1時間程打たれた。薬を何個も処方された。それを見て自分が病人だと言う事がわかった。

 9時過ぎに店に戻り、最後の詰めが書いたメモを読み返す。やらなくてはならない事が羅列してある。しかし、頭が全く働かない。松谷から着信があったので電話するとすぐに店に来た。松谷は雑務を色々やった後で、「だらだら店におってもしゃあないやろ!お前、もう今日ははよ帰れ!」と一喝された(しゅん・・)。家に帰って何回かわからない位トイレを往復した・・。薬を飲んで床に就いた。

 朝起きて、そのまま内科へ向かう。昨日の検査の結果が出た。人間ドックの検診表のようなものを見せられた、専門用語はわからなかったが、CRP定量と定性過多、CI値過少、総コレステロール値過少、尿酸値異常・・。簡単に言えば、脱水と栄養失調、過労だった。本当に自己管理が出来なかった自分が情けない。そしてまた点滴を打ってもらって何とか生き返った・・。

 昼から松谷と合流。その前に見積もりしていた分の仕入れの確認に行っていた。しかしここでも問題発生。やっぱり、段取りが悪く注文が遅かったから間に合わない商品だらけ・・。酒屋の店頭在庫のある分だけでの開店となりそうです・・。かなり乏しい品揃えのスタートとなりそうです。

 体調もだいぶましになってきた。今日は無理をしないように出来るだけの準備をしてから帰ろうと思います。オープン当初は全てにおいて不備だらけで話にならないと思いますが、あと1日で出来るだけの事をやってオープン日を迎えれるようにしたいと思います。  

Posted by 参段 at 18:08Comments(6)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月12日

体調不良

昨日かなり体調が悪かったので家に帰って暖かくしてから早く寝た。そして今日朝起きても頭がボーっとして思考能力が低下している。今日は何件も打ち合わせや用事が入っているのに・・。
 色々な業者の方が店に来られて話をした。がしかし、全然頭の中に入って来なかった・・・。あぁやっぱり気力だけでどうしようもない。最後の詰めの段階で体を壊すなんて・・。まだする事いっぱいあるのに、考えることがあっても頭が廻らない、食欲も無い、タバコもまずい、やっぱり体が資本だ・・。皆様が忠告してくれているにも関わらず・・・。薬ではだめみたいだ・・・。病院に行って来よう。  

Posted by 参段 at 17:20Comments(6)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月11日

カウンターが・・・。

今日店に入り、カウンターの上にボトルを置くととても不安定・・。恐る恐る見ると「!?」カウンターがかなり反っている・・。ウイスキー樽から作った天板で厚みはさほどない。前からカウンターが反っている事はわかってはいたが、よくよく見ると半端でなく反っている。脚の長いグラスを置こうものなら確実に倒れる・・。昨晩それに気付いたので3時位まで色々と考えて手直しをしていたのだが・・。重しとしてディーサイドを2ケース載せてから帰ったのだが・・。どうやら無駄な抵抗だったようだ・・。
 素人ではどうしょうもないと判断して、至急「樽ものがたり」に電話をして、店に来て頂いて状況を確認して頂いた。前代未聞の事らしい・・。製造工程で曲がらないように加工するのだが、ここまで顕著に曲がったのは初めてらしい・・。製造の過程でのなんらかの要因があると言うことで作り直して頂ける事になったのだが、納期を聞くと大至急製作を依頼して早くても2週間は掛かるとの事。「2週間・・。」言葉を失った。「申し訳ありません・・。」何度も謝っていらっしゃったのだが、こちらも無理を言って至急特注をお願いしたので文句なんて言えないし、言うつもりも無い。ただ、2週間も待つこと出来ない・・。
 新しいカウンターが来るまで応急処置として出来るだけまっすぐになるように重しを置いたりして納期を待つしかない・・。こだわった事が思わぬ事態を招いた・・。お客様がグラスを倒して衣服を汚すことのないように細心の注意を払わねば・・。あぁ、ここに来てありえないトラブル発生。おまけに悪寒とせきが止まらない・・。健康には自信がある。薬局で風邪薬を買ったのだが、薬をのむなんて本当に何年ぶりだろう・・。熱っぽいし・・だんだん弱気になってきた・・・。
 
 来て頂けるお客様本当に申し訳ございません。話によると天板はまだ呼吸をしているそうです。またウイスキーを熟成させる樽に戻ろうとして。しばらくは反ったカウンターですが、許して下さい。お飲み物などこぼされませぬ様充分にご注意下さいませ。
   

Posted by 参段 at 18:08Comments(4)TrackBack(0)開店への歩み

2007年01月11日

やってみなはれ

やってみなはれ」僕はこの言葉が大好きだ。ご存知の方は多いと思うがこの言葉はあの日本初のウイスキー蒸留所の山崎蒸留所を作ったサントリーの創業者鳥井信治郎の言葉である。サントリーの社是、社訓にもなっていると言う名言だ。
 チャレンジ精神を否定しない。かと言って突き放す訳でもなければ無責任に言っているのではなく、暖かな眼差しで見守る姿勢を垣間見る事の出来る含蓄のある言葉だと僕は思っている。

 今回バーを開業するにあたって二の足を踏む事はなかった。知識もキャリアも全然足りないし何の実績もないのは分かってはいる。でも今出来る限りの勉強や経験はしてきたつもりである。いつも決断するのは早く実行力はある方だと自分では思う。しかし、それを周りは無謀、無鉄砲と揶揄する。大反対される事は容易に予想できたが、少し前に両親に開業を打ち明けに実家に帰った。久しぶりに会う両親はまた年を重ねたようにも思えた。ずっと会社員をやっていたと思っている両親に、僕は冷静を装って切り出した。予想を越える大反対。勘当されたも同然に実家を後にした。
 昭和の初め(13年)の生まれで空襲で父を亡くし、いろんな苦労を経験している母は真面目な頑固一徹昭和の女である。ショットバーと言っても、スナック、キャバレー、或いはラウンジ、クラブ・・その他の女性サービスの水商売と区別がついていないのかも知れない。かと言って僕の言葉に耳を傾けてくれる程温厚な人ではない。だけど僕の事を心配して言ってくれている事位は充分に理解出来るし、その気持ちは痛いほどわかる。
 母親には僕が子供の頃から今の今まで迷惑掛け続けている。幸せな気持ちにさせてあげた事なんて無いかも知れない。三十路にもなったと言うのにまだ心配や迷惑掛け続けている自分が情けないし、申し訳ない。けど、実家を離れて十年余りたった今、いやそれよりもずっと前に親のありがたさは充分理解している。生んで育ててくれて本当に感謝しても仕切れないくらいだ。いつも勝手な言い分だけど、この店を成功させる事が親孝行になると勝手に思っている。

 僕が高校卒業前に進路選択する時、進学も就職もせずある夢を追いたいと言った。周りは皆反対した。その時一人冷静に背中を押してくれた人がいた。親友山川の父で京都産業大学日本拳法部監督の山川先生。その時頂いた言葉は「やるだけやってあかんかったらそれは仕方がない。今したいことやらんと後から周りのせいにするな。」何か人生の選択に迷った時、僕はこの言葉をいつも思い出した。その言葉が僕を励まし勇気付け背中を押してくれた。だから今まで何度くじけようと前に進むことができた。
 今まで情熱と挫折の繰り返しでいろんな事をやって来た。しかし失敗の連続で何も形にならなかった。けど山川先生の言う通りやってだめだった事は納得できた。それで良かったのかは今になってもわからない。でもやらなくて責任転嫁するような後悔はしなかった。失敗の積み重ねと流した涙の数が生きていく上での大きな糧となると信じて生きて来た。いつでも新たな一歩を踏み出そうとする時山川先生のくれた言葉が僕の背中を押してくれた。鳥井信治郎の言葉と重なって聞こえた。言葉は大きな力となる。悔いを残すことなく誠心誠意頑張りたい。

         やってみなはれ。やらなわかりまへんで。」  

Posted by 参段 at 02:14Comments(6)TrackBack(0)開店への歩み